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Oracle Linuxの環境を管理するツール「Spacewalk」

本記事では、Oracle Linuxの環境を管理するツールとして、Spacewalkを紹介いたします。

今回は、Oracle Linuxの環境を管理するツールとして、Spacewalkを紹介します。

Oracle Linuxへのパッチ適用と管理ソフト

Oracle Linuxへのパッチ適用と管理のためのソフトウェアには

  • Oracle Enterprise Manager 12c Cloud Control (EM12c)
  • Oracle OpsCenter 12c Cloud Control
  • Spacewalk 2.2

といったものを、Oracleでは正式にサポートしています。この中では、EM12cはOracle DBやOracle Weblogicなど多くのOracle製品を統一して管理でき、Iaasや計測、チャージバックなどクラウドで必須の機能も持っているため、通常はOracleとしてはEM12cの使用を薦めています。
しかし、Red Hat SatelliteとEM12cでは使い方がかなり異なり、顧客のシステム管理者が混乱してしまうため、RHN Satelliteから簡単に移行できるSpacewalkのサポートを提供しています。

Spacewalkとは

Spacewalkは2008年6月にリリースされたオープンソース (GPLv2)のLinuxシステム管理ソリューションです。Red Hat Satellite Productと同等の機能を提供する、オープンソースコミュニティプロジェクトになります。それに加え、SpacewalkではRPMベースのディストリビューション(Fedora, CentOS, Oracle Linux)などを管理できます。

Spacewalkのプロジェクトは、https://fedorahosted.org/spacewalk/で公開されています。

Spacewalkでは

  • Spacewalkサーバ
  • システムを中央で管理するサーバ。更新パッケージを集中して取得したり、各サーバの構成情報を管理するなど、中心となるサーバ
  • Spacewalkクライアント
  • Spacewalkサーバに接続してシステムを登録し、パッケージの更新をサーバから行ったり、構成情報をサーバに送ったりする。実際には、Spacewalkで管理されるサーバにSpacewalkエージェントをインストールする。

 

Spacewalkの特徴

Spacewalkでは、下記の機能を提供しています:

  • システムのインベントリ(ハードウェアとソフトウェアの情報)
  • Linuxシステム上のソフトウェアのインストールとアップデート
  • カスタムソフトウェアパッケージを管理可能なグループとして収集・配布
  • システムのインストール(kickstart)
  • システム上の設定ファイルの管理とデプロイ
  • システムの管理
  • プロビジョニング
  • 複数の地域分散されたサイトへの効果的なコンテンツ配信方法

 

Spacewalkのインストール

Oracleでは、Spacewalkを簡単にインストールできるようにyumレポジトリとRPMパッケージを提供しています。また、簡単にインストールできるようなインストールガイド「Spacewalk 2.2 for Oracle® Linux 6 Installation Guide」を提供しています(http://docs.oracle.com/cd/E37670_01/E64575/html/index.html)。

Spacewalkサーバをインストールする際に必要な環境は

  • OS: Oracle Linux 6(最新のx86_64)
  • DB: PostgreSQLまたはOracle DB(OracleではOracleDBを推奨)。
    Spacewalkのみの使用に限り、無償で利用できる。

になります。

インストール方法の簡単な説明ですが

  1. Oracle Linux 6をインストールする(minimalあるいはBasicを推奨)。
  2. Public YUMサーバからパッケージがインストールできるように、repoファイルを
    http://public-yum.oracle.com/public-yum-ol6.repo
    からダウンロードし、ol6_latest , ol6_UEK_latestとol6_spacewalk22_serverをyumレポジトリで有効にする。
  3. OracleDB接続用に、Oracle Instant Clientをインストールする。
  4. Oracle Database Standard/Enterprise editionをインストールする。OracleDBをインストールするサーバ上で、「Oracle RDBMS Pre-Install RPM」をyumコマンドでインストールすることで、OracleLinux上にOracleをインストールする際に必要な設定・パラメータ修正・ユーザの追加・パッケージの追加が行われます。
  5. Oracle DBで下記の設定を行います

    I.    AL32UTF8 character setの使用
    II.    spacewalkという名前のユーザをDatabaseに作成
    III.    spacewalkユーザにCONNECTとRESOURCEロールを付与
    IV.    spacewalkユーザにALTER SESSION, CREATE SYNONYM, CREATE TABLE, CREATE TRIGGER,CREATE VIEW  のシステム特権を付与
    V.    spacewalkユーザにunlimited tablespaceをGrantする

  6. Spacewalk Server ソフトウェアのインストール
    # yum install spacewalk-oracle
  7. Spacewalkの設定
    # spacewalk-setup --disconnected --external-oracle
  8. インストールが完了すると、SpacewalkにWebブラウザから下記のURLでアクセス可能になる
    https://[spacewalkserverhostname]
  9. Spacewalkの管理者アカウントを作成する

 

パラメータや必要なソフトのバージョンなども更新されますので、実際には、先述の
Spacewalk 2.2 for Oracle® Linux 6 Installation Guide
http://docs.oracle.com/cd/E37670_01/E64575/html/swk22-svr-install.html
を参照してください。

Spacewalkの使用

Spacewalkを使用した際の管理画面の画像をいくつか紹介しておきます。
このように、通常、Red Hat Satelliteで行うことが出来るものは、基本的にサポートしています。
これらの設定方法も、詳しくは「Spacewalk 2.2 for Oracle® Linux 6 Installation Guide」及び「Spacewalk 2.2 for Oracle® Linux 6 Release Notes」を参照してください。

  1. ログイン



  2. ソフトウェアチャンネル管理



  3. システムの概要