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OSS Now! AKAI's Insight Vol.7 - 2014/12/01-07

今週は、大企業でのLinux採用状況、SUSEによる新しいCephベースの分散ストレージ、サポート終了が来年7月に迫ったWindows Server 2003 に対するIDC Japanの調査結果です。

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Linuxが企業のクラウド移行を推進し、採用も増加

非営利団体 The Linux Foundation (略称: LF) が、“2014 Enterprise End User Trends Report” の公開を発表しました。このレポートにおいて、Linux がクラウドのプライマリプラットフォームであること、およびユーザーが Linux OS を他のプラットフォームより堅牢だと考えていること、過去 4 年ほどで企業による Linuxの採用が 14 ポイント増加し、Windows によるデプロイメントは 9 ポイント減少していること、そして、今後も採用を増やしていくことが予測されています。国内においては、以前から中小企業よりも大企業の方が、Linuxの採用率が高いことがあります。Linuxが無償だということだけがハイライトされた結果、中小企業がによるLinux採用が大きいという認識も以前にはありましたが(今の残っていると思います)、今は変わってきているのではないかと思います。

参考 http://www.linuxfoundation.jp/news-media/announcements/2014/12/jp_linux-foundation-releases-report-detailing-linux-user-trends-among


Cephベースの分散ストレージ「SUSE Storage」ベータ版発表

ネットワークなどITシステムを構成するさまざまなハードウェア製品やコンポーネントをソフトウェアで提供し、シンプルな管理を実現する「ソフトウェア定義○○」と呼ばれるソリューションに注目が高まっています。その中で、仮想化ソリューションやクラウド環境を導入するための新たなストレージプラットフォームとして、仮想サーバー上に、専用ハードウェアと同等の高機能をソフトウェアで提供するソフトウェア定義ストレージ (Software Defined Storage) へのニーズが高まりつつあります。その中で、今、同じく話題のOpenStackにおいてもストレージのポジションとして地位を固めつつあるCephが存在します。今回、SUSEがCepphベースの分散ストレージを商品化すべくベータ版をリリースしました。通常の企業規模ではかなり大規模なストレージ環境を構築できるソリューションということもあり、大企業かサービスプロバイダーなどでのニーズが期待されます。

参考: https://www.suse.com/promo/storage/

IDC Japan、国内Windows Server 2003 サポート終了対応に関する調査結果を発表 

IDCによれば、2014年末のWindows Server 2003採用x86サーバーの設置台数は、2013年末の36万4千台(国内Windows採用x86サーバー全体の22.3%)から15万4千台減少して、21万台(同13.1%)になる見込みでことを発表しました。そのうち、移行先としては、Windows Server 2012 を考えているユーザーが4割以上に上ります。以前、発表された調査では、これ以外の移行先として、クラウドやその他のOS(Linuxなど)が計画されています。大企業においては既に移行済みのところが多いですが、まだまだ、サポート終了予定の2015年7月に向けて、きちんとした対策がとられているいない企業が多いと考えられます。このレポートによれば、Windows Server 2003稼働のサーバー用途として、一番大きいのは、ファイルサーバーだそうです。オープンソースのSambaを利用して移行することも可能のため、オープンソースソリューションを推奨するプロバイダーもかなり存在します。サポート終了まで、およそ8ヶ月ということから、計画的に準備を行わないと間に合わなくなってしまいます。ぜひ、しっかりと準備をすることをオススメします。

参考 http://www.idcjapan.co.jp/Press/Current/20141204Apr.html