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OSS Now! AKAI's Insight Vol.10 - 2015/02/02-08

先週は、OpenStack DaysというOpenStack関係の大きなイベントがあったため、OpenStack関係のニュースが多くありました。OpenStack Days関係の記事は別記事として掲載し、それ以外の気になったトピックを紹介します。

OSS NOW! TV

レッドハットが、PaaSビジネス戦略と ”OpenShift"の次期バージョンについて説明会

レッドハット株式会社は、1月29日、OpenShift製品部門のVice President&General Manger バダニ・アシェシ氏が来日したことに合わせ、同社のPaaSビジネス戦略および「Red Hat OpenShift」(以下、OpenShift)の製品戦略に関する記者説明会を開催した。

同社は、今後のPaaS市場の成長、OpenShiftの現状、さらに、今年リリースが予定されているOpenShift V3に対する取り組みを発表しました。IaaS基盤であるOpenStackの盛り上がりに続き、昨年から、徐々にPaaS基盤ソリューションに対する注目が高まってきています。現在、主なPaaS基盤というと、このOpenShiftとVMware, EMC, IBM, HPなどの大手ベンダーが財団を設立し、運営するCloud Foundry ということになるでしょう。Cloud Foundryについては、例えば、1月にHPが自社ブランドのCloud Foundaryサブスクイリプションを発表したように、徐々に動きが見えてきています。一方、OpenShiftも、Red Hatが主導する形で徐々に形が見えてきています。Red Hat によれば、次期バージョンでは、Dockerに基づくコンテナAPIを標準化。コンテナに最適化されたOS、Kubernetesとの連携を開発し、提供する予定です。

PaaS基盤は、IaaS基盤以上に(プログラミング基盤となることもあり)、ますます開発者などのエンジニアとの連携が求められます。そのため、いかにして、コミュニティを軌道に乗せていくかがポイントとなるでしょう。

参考: http://www.publickey1.jp/blog/15/dockerkubernatespaasopenshift_v3.html

国内企業2社がオープンソース製品をリリース

オープンソース分野での老舗といってもいい国内企業2社が新しいオープンソース製品をリリースしました。

 

SRA OSS は、先ごろリリースされたオープンソースデータベースPostgreSQL 9.4 をベースにしたPowerGres 9.4 をリリース。こちらは、コストパフォーマンスと信頼性に優れた商用パッケージとして、すでに1万ライセンスが出荷されている定番商品となっています。一方、ミラクル・リナックス社がリリースしたMIRACLE Hatohol Enterpriseは、オープンソース運用監視ツールHatoholをベースにした初めてのリリースです。物理サーバーだけでなく、仮想サーバーの増加に対応して、複数のZabbix, Nagiosを統合的に監視できるものです。

両社ともの長いオープンソースビジネスでの実績があり、活躍しています。今、クラウド関係が盛り上がっていますが、両社のような国内が中核となったクラウド関係のオープンソースベンダーはでてくるのか、期待しています。

Black Duck社が選ぶ2014年のオープンソースルーキー

Black Duck社は、毎年オープンソースルーキーを発表しています。今年は、以下のルーキーとなっています。

さっと目につくのが、コンテナでしょうか。あと、個人的には、vimを次世代のvimにしようという、Neovimですね(参考: 次世代Vimを開発へ! 「Neovim」プロジェクト発足 http://news.mynavi.jp/news/2014/02/26/097/ ) 。国内でも開発コミュニティが動き始めていますので、参加してみるはいかがでしょうか?

<以下は、プレスリリースからの抜粋です>

  • cAdvisor – analyzes resource usage and performance characteristics of running containers.
  • CockroachDB – a scalable, geo-replicated, transactional datastore.
  • CodeCombat – a multiplayer programming game for learning how to code.
  • DebOps – a collection of Ansible playbooks and roles, scalable from one container to an entire data center.
  • IPFS – a global, versioned, peer-to-peer file system.
  • Kubernetes – an open source container cluster manager used to accelerate development and simplify operations.
  • Neovim – the Vim text editor has been loved by a generation of users. Neovim is the next generation.
  • OpenBazaar – a decentralized marketplace for instantly trading with anyone using Bitcoin.
  • Storj – based on blockchain technology and peer-to-peer protocols, Storj provides the most secure, private, and encrypted cloud storage.
  • Terraform.io – a tool for building, changing, and combining infrastructure safely and efficiently.
  • Honorable Mentions: Drone-Ci, a Continuous Integration platform built on Docker and written in Go, and Docker Fig, which provides fast, isolated development environments using Docker.

 

参考: https://www.blackducksoftware.com/news/releases/black-duck-software-announces-open-source-rookies-year