現在位置: ホーム / OSS Now! / OSS Now! AKAI's Insight Vol.15 - 2015/06/20-26

OSS Now! AKAI's Insight Vol.15 - 2015/06/20-26

OSS Now!は、昨今話題を集めるセキュリティ問題に対してのLinux Foundationの取り組み、レッドハットが発表したOpenShift Enterprise 3、PostgreSQLエンタープライズコンソーシアムによる成果報告会についてです。

OSS NOW! TV

Linux Foundation、オープンソースのセキュリティ強化のため3プロジェクトを支援

Linux Foundationは、重要なセキュリティ関連ソフトウェアの開発に約45万ドルを投資することを発表しました。2014年の「Heartbleed」脆弱性問題を受けて立ち上がったCore Infrastructure Initiative(CII)の下、新たに3つのプロジェクトをスタートすることになりました。

先日、日本で開催されたLinuxConにおいても、エグゼクティブディレクターを務めるJim Zemlin氏は、オープンソースのセキュリティ対策に対して、時間を使って、取り組みを紹介していました。その流れの一貫であると、今回の動きを見ることができるでしょう。

3つのプロジェクトについての詳細は、ZDNet誌の記事 http://japan.zdnet.com/article/35066366/ が詳しいです。参考にしてください。また、Zemlin氏によるLinuxConでの講演の詳細は、技術評論社のサイトに掲載された拙文『オープンソースは,今,黄金時代を迎えた ─LinuxCon Japan 2015基調講演レポート』 を参照ください。

レッドハット、「OpenShift Enterprise 3」をリリース

レッドハットは、今週、年次のプライベートイベント Red Hat Summitを開催中です。それに合わせて、多くの製品、取り組みが発表されています。

最新のPaaS ソリューション「OpenShift Enterprise 3」をリリースしました。以前からオープンになっていたように、「Docker」コンテナー、「Kubernetes」のオーケストレーションをベースにしたアーキテクチャーに一新されています。

IaaS であるOpenStackやAmazon Web Services の盛り上がり、セールスフォースを初めとしたSaaSベンダーの成長に比較して、PaaS領域は、これから市場が立ち上がっていく段階です。そういう意味において、新しくなったOpenShiftを勉強することは、いいきっかけになると思います。

参考:http://www.publickey1.jp/blog/15/openshift_enterprise_3red_hat.html

PostgreSQLエンタープライズコンソーシアム、毎年恒例となる活動成果発表会を開催

2015年5月14日、PostgreSQLエンタープライズコンソーシアム(PGEC)は毎年恒例となる活動成果発表会を行いました。今年で3回目の開催となります。約1年のサイクルで、性能検証、移行検証などを実施して、その成果を発表するものです。

検証といえば、日本では、昔から性能検証、ベンチマークが人気があります。大きなイベント開催しても、真っ先に埋まっていくのが、ベンチマーク検証などのセッションです(ビジネス系では、事例セッションが人気)。通常、商用データベースの性能検証は、ライセンスの縛りやパートナー契約の制限などから、開発ベンダー以外が、自由に性能検証レポートを公開することはできません(社内共有されていたり、提案資料には入っていますが)。また、公開されたとしても、ネガティブな情報は極力排除されますので、本当の問題点がわからないこともよくあります。

そういう意味において、オープンソースの性能検証は、そういった縛りがないために、優位点だけでなく、課題もオープンになるため、参考となることも多いのです(課題があるからダメだということではない)。

詳しい資料は、PGECの2014年活動報告サイト https://www.pgecons.org/download/works_2014/ からダウンロード可能です。

参考: http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1506/26/news004.html