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OSS Now! AKAI's Insight Vol.46 - 2016/06/30

今週のOSS Now!では、Red Hat Summit 2016開幕し、レッドハットだけでなく、マイクロソフトなどからさまざまな発表されていること、そして、クラウドごとのAPIの違いを吸収する「Apache Libcloud」がリリースされたニュースを取り上げました。  

Red Hat Summit 2016開幕、レッドハットやマイクロソフトから各種の発表

以前から、このOSS Now!でご紹介しているように、大手企業では年次イベントに注力し、その中で重要な製品や提携などを集中して発表しています。場合によっては、発表だけはしておいて、実体は、次の年次総会までにリリースされるということもよくあります。

さて、OSSベンダーでもっとも大きな企業となるレッドハットの年次イベント Red Hat Summit が今週スタートしています。今回もいろいろな内容がアナウンスされています。

 

その中で興味深いものといえば、まず、マイクロソフトから発表(予定)とされている SQL Server on Red Hat Enterprise Linux です。

今月、Ubuntu上でのSQL Server が発表されたばかりです。それに引き続いて、RHELのサポートがアナウンスされるかも知れません。

SQL Serverは商用データベースでは本数ベースでシャアが1位とされてきた世界中で実績の高いデータベースです。しかし、今まではWindows Serverのみのサポートということでしたが、すでにマイクロソフトがLinuxでSQL Serverをサポートする発表をしていました。それ以降、導入したいユーザーにとって、期待度が高いものとなっています。

こちらもマイクロソフトからの発表ですが、.NET Coreがオープンソース化されて、バージョンを重ねてきました。開発環境は、開発者の生産性に影響与えますので、今後の動向を見たいと思います。

最後は、レッドハット社の新製品情報がまとめてられています。

個人的な注目の一つは、PaaS基盤 Red Hat OpenShift Enterpriseが、Red Hat OpenShift Container Platform に改称されたことです。PaaSソフトウェアではなくて、コンテナ管理プラットフォームとして推進する方向だそうです。先週は、コンテナというと市場をリードしているDocker社が年次イベントで各種の発表をしました。その中で、独自のコンテナ管理ソリューションも発表しています。

今後は、コンテナ技術以外に周辺環境ソリューションへの注目が高まっくるのでしょう。

クラウドごとに異なるAPIの違いを吸収するライブラリ Apache Libcloud 1.0リリース

Apache Libcloud teamは、Apache Libcloud 1.0.0をリリースしました。

Apache Libcloudは、さまざまなクラウドを管理するAPIの違いを吸収し、一元的に操作できるAPIを提供します。ライブラリは、統一されたインターフェイスを提供するPythonライブラリとなっています。「Amazon EC3 Container Service(ECS)」、「Google Cloud Container Engine(GKE)」などのパブリッククラウドやンプレミスのKubernetes、Dockerもをサポートしています。

さまざまなクラウドサービスが存在する中、それぞれどうやって管理するか、さらに複数のクラウドの違いを吸収して効率的に管理するかということが課題になっています。さらにAPIエコノミーが拡大する中、APIを自由自在に扱えることは重要な成功要素になっています。ここで、それらのAPIの違いを吸収してくれるライブラリは、非常に魅力的です。

libcloud