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OSS Now! AKAI's Insight Vol.37 - 2016/03/18

オバマ政権が、オープンソースプログラミングを促進するポリシー草案を発表し、パブリックコメント募集開始したこと、スティーブバルマー元マイクロソフトCEOが、「Linuxはガン」から「Linuxの脅威は過去のモノ」と発言が変化したこと、さらに、商用製品の代替としてのオープンソース選定の記事を取り上げました。

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オバマ政権が、オープンソースプログラミングを促進するポリシー草案を発表


米国連邦政府CIOであるTony Scott氏が、オープンソースプログラミングを促進するポリシー草案を発表しました。公式サイトには、「Summary: Today, we’re releasing for public comment a draft policy to support improved access to custom software code developed for the Federal Government.」(米連邦政府向けに開発されたカスタムソフトウェアコードにアクセスしやすくするためのポリシー草案を公開してパブリックコメントを募集」とあります。

サマリーには、オープンソースという言葉は入っていませんが、ブログの中に記載されています。

コスト削減という視点もありますし、また、国民の知恵を生かしていくということもあるでしょう。政府として、このような大きな動きを、パブリックコメントを募集して推進していくところに、米国らしさがあるのではないでしょうか。

参考:http://japan.zdnet.com/article/35079675/

「Linuxはガン」と評したバルマー元マイクロソフトCEOが、変心

スティーブ・バルマー氏は、元マイクロソフトCEOとして、長年にわたり活躍してきました。CEO当時は、LinuxやGPLに対する厳しい発言で知られていて、各所で議論を引き起こしていました。

おそらく、マイクロソフト社がオープンソースに対して否定的であったという印象が強いのは、氏の強烈な個性と発言があったからと思います。

それが、ロイター誌のニュースによれば、以下のように述べたいいます。

3月9日、米Fortune誌が開いた食事会において、バルマー氏は次のように語ったという。「当時の見解としては正しかったが、今はもうLinuxの脅威は過去のものだ】

そのため、時代が変わったことを改めて感じました。

このOSS Now!でも多く取り上げているように、マイクロソフトでは、ナデラCEO時代に入り、大きくオープンソースとの協調路線へと舵をとりました。

昔決めたことに執着して、時代や環境が変わっても、それに執着することは、「ぶれない」ということではなく、「環境適応」できていないことになるでしょう。そういう意味で、超大企業であるマイクロソフトがダイナミックに方向を変えることができるということに、強さを感じざるを得ません。

参考:http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1603/16/news092.html

記事: 商用製品の代替となるオープンソースソフトウェア

Computer Weeklyに、オープンソースが商用製品の代替となっていることを紹介した記事がでています。

従来から、オープンソースを利用している人たちからすると、いまさら感がありますが、商用製品でみ固められた環境でシステムを構築している企業は、少なからずあります。

HadoopやSparkといったオープンソースを使う必要のある企業は多くはないと思いますが、記事にあるようにデータベースソフトウェアの移行については、オープンソースが企業で採用され始めたばかりから、実績、経験が多く、また、エンジニアも多い領域ですので、比較的簡単に検討できる分野であると考えます。

参考:http://techtarget.itmedia.co.jp/tt/news/1603/11/news01.html