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OSS Now! AKAI's Insight Vol.42 - 2016/05/20

レッドハットによるOpenStackコミュニティの「Liberty」リリースをベースにしたRed Hat OpenStack Platform 8とRed Hat Cloud Suite リリース、オープンソース人材の需要が増えていて、DevOps/ネットワーク分野での人材が特に需要が強いこと、そして、PGEConsによるPostgreSQL 9.5の性能検証結果報告会などのニュースを取り上げました。

レッドハットが、Red Hat OpenStack Platform 8 とRed Hat Cloud Suite をリリース

レッドハットは、OpenStackコミュニティの「Liberty」リリースをベースにしたRed Hat OpenStack Platform 8をリリースしました。従来、Red Hat Enterprise Linux OpenStack Platform(RHEL-OSP)と呼ばれていた製品名が変わり、分かりやすく、シンプルになった名称になったと思います。

もう一つの新製品は、Red Hat Cloud Suiteです。こちらは、コンテナアプリケーションプラットフォームのOpenShift Enterprise、Red Hat OpenStack Platform、およびRed Hat CloudFormsによる共通の管理フレームワークを組み合わせたものです。さらに、仮想化プラットフォーム「Red Hat Enterprise Virtualization」、システム運用管理ツールの統合製品「Red Hat Satellite」、運用管理サービスのRed Hat Insights が同梱されています。つまり、Red Hat Cloud Suiteを導入すれば、クラウド基盤から管理ツールまで一式導入できることになります。

参考: OpenStackを徹底的に導入しやすく、レッドハットが「RHEL-OSP」新版と「Cloud Suite」(ITPro)

OpenStack関連のニュースでは、調査会社IDCが、国内企業におけるOpenStackの導入状況に関するユーザー調査結果を発表しています。調査によれば、

IDCではサーバー仮想化を実施している国内企業に対してOpenStackの導入状況を調査しました。この結果、「すでに本番環境で使っている」の回答割合が7.0%となり、前回調査の4.5%から3.5ポイント上昇しました。「試験的に使用し、検証している」は8.3%で、前回調査と比較してほぼ変化が見られませんでした。今回調査では「使用する計画/検討がある」の回答割合が前回調査の5.2%から大きく上昇し17.9%になり、導入に向けて具体的な動きが出てきていることが分かります。

とのことです。

オープンソース人材の需要増

 大手ITキャリア企業であるDiceとLinux Foundationは、毎年恒例となっている「Open Source Jobs Report」の2016年版を発表しました。

調査では、採用担当マネージャーの65%が、今後6カ月間で、オープンソース技術者の雇用は他の分野よりも増えると回答したことが明らかになった。また、採用担当マネージャーの79%は、現在雇用しているオープンソース技術者の転職を防ぐために、雇用条件を改善したと述べている。

採用マネージャーの87%が、オープンソース人材を見つけることが困難であること、79%が現状のオープンソース人材にインセンティブを増やす(通常は、ベース給与をアップしたり、特別ボーナスを出したりすることですね) といっています。

また、採用マネージャーの58%が、DevOps タレントを求めているとのことで、今、最も要望が高いオープンソース人材の分野の1つだそうです。他にも、ネットワークについても需要が高いとのことです。

一方で、仕事を探している人から見ると、プロフェッショナルの86%がオープンソースは自分のキャリアを成長させると答えています。

詳しくは、こちらから報告書をダウンロードしてください。

参考: オープンソース人材の需要増、確保は最優先課題--「Open Source Jobs Report」(ZDnet)


PGECons、PostgreSQL 9.5の性能検証やデータベース移行の検証結果発表会実施


PostgreSQLエンタープライズ・コンソーシアム(PGECons)は2016年5月13日、2015年度の活動成果発表会を開催しました。PostgreSQL 9.5の性能検証やデータベース移行検証結果などを公表しています。

前回のOSS Now!で紹介したように、2012年に設立されたPGEConsは満4年を迎え、会員企業は52社、会員数は3000人を超えたそうです。各年度ごとに性能検証などの報告会を実施しています。また、結果はすべてウェブからダウンロード可能です。

参考: PGECons、PostgreSQL 9.5の性能検証やデータベース移行の検証結果を公表 (@IT)

PostgreSQL関係では、今年の秋に、PGConf.ASIA 2016 というPostgreSQLの国際カンファレンスが開かれることになったそうです。詳細は、これから決まっていくようですので、ウェブサイトの情報アップデートにご注目ください。

PGConf.ASIA 2016 公式サイト:http://www.pgconf.asia/