現在位置: ホーム / OSS Now! / OSS Now! AKAI's Insight Vol.44 - 2016/06/03

OSS Now! AKAI's Insight Vol.44 - 2016/06/03

Red HatによるAnsible 2.1の提供、SUSEによるライブパッチ機能「SUSE Linux Enterprise Live Patching」を提供、そして、2年ぶりにリーナスの来日登壇が決まった「LinuxCon Japan 2016」について、取り上げました。

Red Hat、Ansible 2.1の提供を開始。〜ネットワークオートメーション、コンテナ、Microsoft WindowsおよびAzureに対応〜

Red Hatは5月31日、オープンソースのIT自動化フレームワークの最新版「Ansible 2.1」の提供開始を発表しました。

Ansibleは、ChefやPuppetなどと同様の自動構成ツールで、設定ファイルを元にサーバーの各種設定を自動実行します。今回発表されたAnsible 2.1では以下の点が強化されています。

  • Microsoft Windows およびMicrosoft Azureをサポート
  • コンテナに対するサポート拡充
  • ネットワークオートメーションの提供

 

マイクロソフトとのアライアンス発表や、コンテナへの取り組みはもちろんのこと、Ansibleというとサーバー構成ツールということでしたが、今回、新たに自動化機能をネットワークに広げました。これで、Ansibleは、システムやアプリケーションで既に利用しているのと同じシンプルにエージェントレスで、ネットワークインフラストラクチャを管理できるようになりました。

参考: https://www.redhat.com/ja/about/press-releases/rhjapan-red-hat-debuts-ansible-21-network-automation-containers-microsoft-windows-and-azure

SUSE、ライブパッチ機能「SUSE Linux Enterprise Live Patching」を提供開始


ノベルは2016年5月26日、「SAP HANA」や「SAP NetWeaver」を企業システムで運用するエンタープライズLinuxユーザーに向けて、ライブパッチ機能(システムパッチ適用時の再起動を不要とする)「SUSE Linux Enterprise Live Patching」を国内で発表しました。

メインフレームや商用UNIXではかなり昔から持っていたライブパッチ機能ですが、Linuxカーネルでの提供は最近までされていませんでした。

Red HatとSUSEはそれぞれ独自のライブパッチ機能として、「kpatch」および「kGraft」を開発していましたが、2015年にはSUSEとRed Hatが共同でライブパッチ機能のカーネルへの実装を開始しました。現在は、livepatchingとして、カーネルに取り込まれています。

ミッションクリティカルな環境では必要とされている機能ですが、すべてのユーザーが必要とする訳ではありませんから、少し地味に見えるかもしれません。しかし、この機能で運用プロセスの効率化が図れるため大切なものです。


参考:http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1605/27/news078.html

7月開催「LinuxCon Japan 2016」で2年ぶりLinus Torvalds来日決定

7 月 13 日から 15 日に東京で開催される LinuxCon + ContainerCon Japan 2016 の講演者とプログラムが発表されました。

LinuxCon Japan は、アジア地域における最大の Linux カンファレンスです。今年は、 ContainerCon も、今年初めて日本で開催されます。

セッションの詳細は、こちらをご覧ください。

注目は、Dirk Hohndel (Intel の Linux / オープン ソース チーフ テクノロジスト) と Linus Torvalds (Linux 創始者) の炉辺談話が開催されることが発表されましたので、2年ぶりにリーナスが来日します。

また、盛り上がるフィンテック、ブロックチェーン分野では、Brian Behlendorf (Hyperledger Project のエグゼクティブ ディレクター)が、Hyperledger の概要や OpenChainについて講演します。

ぜひ、興味のある方はご参加ください。

最後になりますが、サイオステクノロジー株式会社とMKTインターナショナル株式会社による以下のセミナーで登壇することになりました。OSS関係のセキュリティおよび周辺情報について、お役に立てる情報を提供しますので、ぜひ、ご参加ください。

急増するランサムウェア その脅威とOSSの対策 OSSセキュリティナイター vol.1