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OSS Now! AKAI's Insight Vol.45 - 2016/06/10

CoreOSが分散コンテナクラスタ向けに最適化されたストレージシステムTorusをオープンソースで公開した件、まつもとゆきひろさんによるマイクロソフト主催の開発者向けイベント「de:code 2016」での講演レポート、Docker社とヒューレット・パッカード・エンタープライズ社の戦略提携発表について取り上げました。

CoreOS社が分散コンテナクラスタ向けに最適化されたストレージシステムTorusを発表

コンテナ用Linux OSで有名なCoreOSが、分散コンテナクラスタ向けに最適化されたストレージシステムTorusをオープンソースで発表しました。CoreOSがいうには、既存のストレージソリューションはコンテナのクラスタが使うために設計されていないということだそうです。

coreos

CoreOSは、先日コンテナソフトウェアをリリースするなど、OSだけにとどまらないソフトウェアをどんどんとリリースしています。

参考:CoreOSが古典的ビッグサーバーではなく分散コンテナクラスタ向けに最適化されたストレージシステムTorusをオープンソースでローンチ (TechCrunch)

まつもとゆきひろ氏による「オープンソースから見たマイクロソフト」をテーマに、開発者向けイベント「de:code 2016」での講演レポート

先日多くの参加者を集めて開催されたマイクロソフト主催の「de:code 2016」で、ひときわ話題を集めていたのが、まつもとさんのセッションです。この当日のレポートが公開され、これもまた話題になっています。オープンソースの歴史とマイクロソフトとの関係が興味深く語られています。ぜひ記事の中身を読んだいただきたいと思います。

このレポートの中で触れられていないことでは、1990年代にあった「ハロウィーン文書」です。ハロウィーン文書とは、「Linuxやオープンソースについて解析したマイクロソフトの内部文書やその文書に関するマイクロソフトからのコメントなどを含む一連の文書」(Wikipedia) です。

日本語訳が、山形浩生氏を中心にして公開されています。今も通じる内容が多いので、こちらも拝読されるといいでしょう。

参考: 「マイクロソフトを嫌っていたのではない、われわれが嫌われていたのだ」――Rubyまつもとゆきひろ氏が語る、MSの壁 (ITMedia)

参考: ハロウィーン文書(日本語訳

Dockerとヒューレット・パッカード・エンタープライズが戦略的提携

Docker社とヒューレット・パッカード・エンタープライズ(HPE)が戦略的提携を発表しました。今週ラスベガスで開催中の年次イベントDiscoverに合わせたものと思われます。

HPEが「Dockerレディサーバプログラム」を用意し、同社のサーバー製品群にDockerをバンドルして販売、共同検証センター構築、各種のリファレンス作成、HPE OneViewなどでのサポートなど包括的なものとなっています。これらの具体的なデリバリーは、2016年第4四半期とされています。

Docker社が日本法人を持っていないため、今後、日本ヒューレット・パッカードから発信される情報や活動は、かなりDocker社のソリューション普及に大きな影響を与えていくかも知れません。

参考:Dockerと米ヒューレット・パッカード・エンタープライズが戦略的提携、Dockerレディなサーバ製品群を発表 (Publickey)