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OSS Now! AKAI's Insight Vol.47 - 2016/07/22

LinuxCon Japan 2016, 「Red Hat Enterprise Linux」(RHEL)のオーバーホール戦略, Hadoop Summit 2016 San Joseレポートについて取り上げています。RHELについても、Red Hat Summitからのレポートですので、今週は、3つともにイベントから取り上げたことになります。

オープンソース貢献は未来への投資 ─LinuxCon Japan 2016 初日基調講演レポート

2016年7月13日~15日の3日間,ホテル椿山荘東京にて,アジア最大のLinuxイベントである「LinuxCon Japan 2016」が開催されました。最注目テクノロジーの1つであるコンテナーにフォーカスした「ContainerCon Japan 2016」も併催されています。さらに今年も「Automotive Linux Summit」(7月13日,14日)が開催されていました。

今年は2年ぶりにリーナス・トーバルズ氏の来日もありました。各メディアからレポートが掲載されていますので、参考にされるといいと思います。私の方は、技術評論社さんのサイトにレポートを投稿しています。

個人的には、特にオープンソースプログラムオフィスを運営するためのノウハウを提供するプロジェクトTODOの話が面白かったです。

参考: オープンソース貢献は未来への投資 ─LinuxCon Japan 2016 初日基調講演レポート

14年の歴史を持つ「Red Hat Enterprise Linux」(RHEL)のオーバーホール戦略

Red Hatによる製品ディレクターGunnar Hellekson氏が、「Moving Red Hat Enterprise Linux into a New World」(Red Hat Enterprise Linuxを新たな世界に)と題されたセッションで、RHELが新たな、そして多様な要求に応えるかたちで進化していく必要性について語るとともに、RHELが現在直面している問題とそのソリューションを概説しています。そのレポートがZDnetに掲載されました。

RH特有の問題とOSが持つ問題の2つがあると思います。例えば、以下の様な点は、OSベンダー、サーバーベンダー(CPUベンダーやネットワークも影響)ともに悩みの多いところです。クラウドになったとしても、HWが持つ進化(CPUが変わっていくなど)の影響は受け続けることになります。

リリースのペースはハードウェアベンダーにとって頭痛の種となっている。リリースのペースが遅いため、顧客は次のマイナーリリースまでに今ほど待たずに、ハードウェアの力を有効に利用できるようになってほしいと考えている。また、顧客はどれが認定ハードウェアであるのかや、いつ認定されるのかを常に把握しているわけではない(認定ハードウェアは米国防総省(DoD)関連の仕事では必須要件だ)。

興味深い内容なので、一度目を通すといいと思います。

参考: レッドハット製品責任者が語る「RHEL」の課題と戦略、進化の鍵

Hadoop Summit 2016 San Joseレポート

6月28日~30日、「Hadoop Summit 2016 San Jose」が米サンノゼで開催されました。

今年でHadoopが公開されてから10周年となり、プレイヤーもある程度勢力図が決まりつつあります。ユーザーサイドからすると、手探りな状態から、ある程度実績があるプレイヤーからの提案を受けることができる状況になってきいます。

一方で、Hadoopという名前が持っているビッグデータというソリューションが、広範囲に広がっているために、すべてを見渡すことができるかどうかという課題もあります。このあたりは、オープンソースだから分かるという領域ではないので、ユーザー、ベンダー、インテグレーターそれぞれが知見、経験を積み上げていくしかありません。

参考: 10周年を迎えたHadoop,データ分析の主戦場はクラウドとデータセンターの連携に ―「Hadoop Summit 2016 San Jose」レポート