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OSS Now! AKAI's Insight Vol.49 - 2016/08/05

恒例のガートナー社によるIaaS市場に対するマジック・クアドラントが発表されたこと、Docker 1.12 リリースがされたこと、NECが、DockerやKubernetesなどのOSSを活用したコンテナ型アプリケーション開発・実行環境であるOpenShift (Red Hat OpenShift Container Platform)を中心にして、PaaS基盤サービス提供「NEC Cloud IaaS」を強化したことを取り上げました。

ガートナーのIaaS市場「マジック・クアドラント」発表 - AWSとMSをリーダーに位置づけ

恒例のガートナー社によるIaaS市場に対するマジック・クアドラントが発表されました。

リーダーに位置づけられているのは、Amazon Web Service(AWS)と Microsoft Azureとなります。グーグルは、昨年と同様に「ビジョナリー」の位置にいます。

昨年からの違いでは、ビジョナリーの位置にあったIBM(SoftLayer)や、CenturyLink 、VMwareが、チャレンジャーの位置に移動しています。

この手のツールは、図だけをみるだけでなく、調査会社の分析も同時に読むことをお勧めします。ガートナー社のサイトに各社の分析や市場概要があります。少し長い英文ですので、日本語で一部を読みたい場合は、ZDNetの記事にあるガートナー社の分析の翻訳をご覧ください。参考になると思います。ぜひ、一読を。

参考: AWSとMSがIaaS市場で圧倒--ガートナーの「マジック・クアドラント」 (ZDNet)

ガートナー社サイト: Magic Quadrant for Cloud Infrastructure as a Service, Worldwide

Docker 1.12 リリース - 新機能により外部オーケストレーションツール不要に

Docker社は、Dokcer Engineにオーケストレーション機能「Swarmモード」を搭載したDocker 1.12をリリースしました。これを利用することで、他のオーケストレーションツールに依存ぜずにDockerのクラスタをオーケストレーションできるようになります。

Docker 用のオーケストレーションツールというと、Kubernetes がありますが、それ以外にも新しい選択肢が登場したことになります。

Docker

 

さて、Dockerをはじめとしたコンテナについては、CoreOS社が提供する「rkt 1.0」もあります。また、コンテナの標準化を行うOpen Container Projectもスタートしています。

今後、Windows Server 2016リリースを控えて、これらの動きはさらに加速していくと思われます。

参考: Docker、オーケストレーション機能のSwarmモードを搭載した「Docker 1.12」が正式版に (Publickey)

NECがDockerやKubernetesを活用したOpenShiftでPaaS基盤サービスを開始

NECは、DockerやKubernetesなどのOSSを活用したコンテナ型アプリケーション開発・実行環境であるOpenShift (Red Hat OpenShift Container Platform)を中心にして、PaaS基盤サービス提供「NEC Cloud IaaS」を強化しました。

こちらも、環境が整いつつあるPaaSビジネスの動きです。もちろん、PaaSについても以前から活用している企業や団体もいますが、やはりメインストリームでの活用という段階はまだ至っていません。

今後立ち上がっていくでしょうから、PaaS環境の競争がさらに進むと考えていいでしょう。

参考:NECがOSSを用いたPaaS基盤サービスを開始、「NEC Cloud IaaS」も強化 (@IT)