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OSS Now! AKAI's Insight 2016/10/20

OSS Now!では、前年同期比11.4%減ったx86サーバーの国内市場動向、昨今さまざまな情報が交錯するJavaコミュニティの情報、さらに、来週から始まるOpenStack Summitに先立ち、国内でのOpenStack採用事例 (NTTコミュニケーションによるMirantis OpenStack採用) を紹介しました。

国内x86サーバー市場:2016年第2四半期の市場規模は、前年同期比11.4%減

世界的な調査会社 IDC Japanが国内サーバー市場動向を発表しました。

その中で、Linux稼働サーバーとしての主力であるx86サーバーの出荷金額、出荷額ともに、2桁減少していることをレポートしています。出荷額が前年同期比11.4%減の687億円、出荷台数が同10.0%減の11万1,000台です。出荷額が前年同期比で10%超減少したのは2009年第3四半期(7月~9月)以来27四半期振りといいます。これはリーマンショックで世界的に市場が混乱した時期のことになり。ただし、この時期の出荷額(2009年第2四半期)は、なんと約30%の減少しています。それほどリーマンショックの影響が大きかったということが分かります。

今回の大きな特徴の1つが、サーバーの平均単価の下落です。このところ、x86サーバーは、仮想化でサーバーコンソリすることで、メモリなどのオプションを追加が発生するなどから、平均単価が上昇する傾向にありました。今回のx86サーバーの平均単価が下落した主な原因を、ODM Directをはじめとした個別設計サーバーの出荷台数比率が上昇したこととしています。ODMサーバーの出荷台数がx86サーバー市場に占める割合は上昇し、過去最大の16.6%となります。

ただし、各メジャーサーバーベンダーも、ODMベンダーと組んで、データセンター用サーバーの出荷も行っているために、単純にODMの成長=メジャーサーバーベンダーがなくなるというわけではないことにも注意が必要です。

テクノロジーの変化だけでなく、上述したリーマンショックの影響が大きく市場に影響を与えるように、マクロ経済の影響はサーバー市場に影響与えることにも注意してください。今年の上半期は、年初からは円高傾向があり、中国市場の低迷などにより、輸出産業を中心にして投資を控えていた環境にもありました。

参考: 2016年第2四半期 国内サーバー市場動向を発表 ( IDC Japan)

Java EEはどうなるのか?

ZDNet Japanに「JavaOne 2016」に参加したJava Champion寺田さんのインタビュー記事が公開されました。

OracleのJava EEに対する動きが不透明なため、Java EEガーディアンズと呼ばれるグループが、Oracleに対しアラートを出すなど、Javaコミュニティ周辺で動きがあります。Oracle は、JavaOne 2016まで公式声明を出していなかったこともあり、このイベントでどのような方針が出されるのかということに注目が集まっていました。そのような背景もあり、今回、「JavaOne 2016」に参加したJava Champion寺田さんのインタビューでは、コミュニティの動きやテクノロジー動向などが触れられているので、ぜひ参考にしてください。

参考: Java Champion寺田氏が「JavaOne 2016」で感じたこととは (ZDnet Japan)

なお、Java Championについては、寺田さんのこちらのブログを参照してください。

 

NTT Comがミランティスと提携し、全世界でOpenStackのホステッドプライベートクラウドを展開

NTTコミュニケーションズが2016年10月21日、ミランティスと協業し、OpenStackを使ったホステッドプライベートクラウドを全世界で展開していくと発表したました。グローバルの大企業を対象とし、新サービスを2017年3月末までに提供開始するそうです。

今年4月には、フォルクスワーゲンが「Mirantis OpenStack」を採用したことが発表されています。今月末には、恒例のOpenStack Summitがバルセロナで開催されますので、これらの事例以外にも、興味深い発表がされるはずですので、注目です。

参考: NTT Com、ミランティスと全世界でOpenStackのホステッドプライベートクラウドを展開へ (@IT)