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OSS Now! AKAI's Insight - 2017/03/03

恒例となったブラックダックによるオープンソースルーキーが発表されました。また、セキュリティ運用で課題となる暗号化メール普及において、グーグルが社内の有志で開発したメールの暗号化をgmailで実施できるようになるアプリケーションをOSSとして公開したこと、さらに、NECによるAzure 上でのOSSサービスの拡充について取り上げています。

恒例:ブラックダック、2016年のオープンソースルーキーを発表

ブラックダック社は、恒例となたオープンソースルーキーを発表しました。今年の特徴として、以下のものが挙げられています。

BluckDuck-OSS-year

  • ブロックチェーン(特に暗号通貨以外の用途での領域)
  • データ分析、データベースの効率化
  • 深層学習
  • ソフトウェア定義ネットワーク (SDN)
  • コンテナ管理
  • ネットワークセキュリティ
  • 教育

では、実際にオープンソースルーキーに選ばれたプロジェクトを紹介しましょう。

ブロックチェーン

  • Sawtooth Lake: インテルがスタートさせたプロジェクト。ブロックチェーンプロジェクトHyperledger 用で拡張性とセキュリティを強化します。

ビッグデータ

深層学習

  • Deep Scalable Sparse Tensor Network Engine: DSSTNE 

ソフトウェア定義ネットワーク

ネットワークセキュリティ

コンテナ

教育

 

興味のあるプロジェクトから覗いてみるのはいかがでしょうか?

参考:2016 Open Source Rookies of the Year  (Black Duck) 

グーグルのメールの暗号化機能 「E2EMail」がオープンソースに、Chromeと連携

グーグルは、エンドツーエンドで暗号化メールをやりとりするためのChromeアプリケーション「E2EMail」をオープンソースとして公開しました。

すべてのメールソフトウェアやメールサービスプロバイダーがエンドツーエンドの暗号化を提供しているわけではありません。

E2EMailは、Chromeの拡張機能で、GmailでOpenPGPを利用できるようにするアプリケーションです。OpenPGPも、オープンソースとして提供されています。チャットの利用率が上がったといえ、まだまだ社内外のコミュニケーションには、電子メールが多く利用されています。以前から、特に社外の人とのやり取りで暗号化メールを利用しようと思って、ハードルが高い状況でした。zipで圧縮した後に、パスワードを別メールで送るといった方式がよく日本企業で用いられています。しかし、この方式そのものにセキュリティ上の課題があり、また、zipでパスワードついたファイルは、ツールを利用すれば1時間も関わらずに解凍することが可能です。そのため、この運用にはたくさんの批判がありました。

このプロジェクトのように、巻単位OpenPGPが利用できるようになると、暗号化メール普及の一助になるかもしれません。

ソースコードはGitHubのリポジトリe2email-org/e2emailで公開されています。

参考:グーグルのメール暗号化Chromeアプリケーション「E2EMail」がオープンソースに (ZDNet)

NECがAzure上でのOSSの構築から保守まで支援する「OSSミドルウェアサポートサービス」を提供開始

NECは2月28日、日本マイクロソフト株式会社とレッドハット株式会社が1月から開始している「Red Hat on Azure Partner Network」に加盟して、Microsoft Azure上でのオープンソースソフトウェアの構築から保守までをトータルに支援する「OSSミドルウェアサポートサービス」の提供を開始しました。

Azure上でのRed Hat JBoss Middleware、Red Hat OpenShift Container Platform、Hadoop、Spark、PostgreSQLやTomcatなどのOSSを国内でサポート実績を有する技術者が直接、構築時やシステムトラブル時などの問い合わせに日本語で対応するサービスです。

クラウドサービスプロバイダーが提供する機能だけでは、すべての必要となるソフトウェアをカバーできることはありませんで、実績に高いNECが提供することで安心して導入する助けとなることが期待できます。