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linux kernelの脆弱性( CVE-2017-9074, CVE-2017-9075, CVE-2017-9076, CVE-2017-9077 )

05/18/2017にkernelの複数の脆弱性情報(CVE-2017-9074, CVE-2017-9075, CVE-2017-9076, CVE-2017-9077)が公開されました。今回はこの脆弱性の概要と、各ディストリビューションの対応について簡単にまとめてみます。

こんにちは。SIOS OSSエバンジェリスト/セキュリティ担当の面 和毅です。

05/18/2017にkernelの複数の脆弱性情報(CVE-2017-9074, CVE-2017-9075, CVE-2017-9076, CVE-2017-9077)が公開されました。今回はこの脆弱性の概要と、各ディストリビューションの対応について簡単にまとめてみます。




Priority

Moderate

修正方法

各ディストリビューションの情報を確認してください。

CVE概要(詳細はCVEのサイトをご確認ください)

  • http://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2017-9074
    • ローカルユーザによるDoS(境界外読み込みとBUG)の可能性

    • 重要度 - Moderate

    • 4.11.1までのLinux KernelでIPv6フラグメンテーションの実装に問題が有り、nexthdrフィールドが不正なオプションの場合を考慮していませんでした。これにより、悪意のあるローカルのユーザがDoS(強化以外読み込みとBUG)を引き起こす事が出来る可能性が有ります。

  • http://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2017-9075
    • ローカルユーザによるDosの可能性

    • 重要度 - Moderate

    • 4.11.1までのLinux Kernelのnet/sctp/ipv6.c中のsctp_v6_create_accept_sk()関数に継承関連の問題があり、悪意のあるローカルユーザが細工したシステムコールを通じてDoSを引き起こすことが出来る可能性があることがわかりました。これはCVE-2017-8890に関連しています。

  • http://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2017-9076
    • ローカルユーザによるDosの可能性

    • 重要度 - Moderate

    • 4.11.1までのLinux Kernelのnet/dccp/ipv6.c中のdccp_v6_request_recv_sock()関数に継承関連の問題があり、悪意のあるローカルユーザが細工したシステムコールを通じてDoSを引き起こすことが出来る可能性があることがわかりました。これはCVE-2017-8890に関連しています。

  • http://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2017-9077
    • ローカルユーザによるDosの可能性

    • 重要度 - Moderate

    • 4.11.1までのLinux Kernelのnet/ipv6/tcp_ipv6.c中のtcp_v6_syn_recv_sock()関数に継承関連の問題があり、悪意のあるローカルユーザが細工したシステムコールを通じてDoSを引き起こすことが出来る可能性があることがわかりました。これはCVE-2017-8890に関連しています。


主なディストリビューションの対応方法

詳細は、各ディストリビューションの提供元にご確認ください


対処方法

各ディストリビューションの案内に従い、アップデートを行ってください。全てのRed Hat製品でパッチが行き渡っているかを確認するには、Red Hat Satelliteを使うと管理が便利でしょう。

Red Hat Satelliteを用いた一般的なErattaの適用は、『Red Hat Satellite 6でerrataを適用してみる』を 参考にして下さい。

また、OSの再起動が発生しますので、pacemakerなどOSSのクラスタ製品LifeKeeperなどの商用のクラスタリング製品を使うとサービス断の時間を最小限にすることが出来ます。

[参考]

http://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2017-9074

http://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2017-9075

http://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2017-9076

http://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2017-9077


セミナー情報

5/31-6/2に行われる「Open Source Summit Japan 2017」の中で、本ブログの執筆者である面 和毅が講演を行います。

6/1 14:00-14:40に行われる「OSS CVE Trends」というセッションで講演を行いますので、参加される方は是非お立ち寄り下さい。

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