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Linux Kernelに複数の脆弱性(CVE-2017-17448, CVE-2017-17449, CVE-2017-17450)

12/07/2017にLinux Kernelに複数の脆弱性情報(CVE-2017-17448, CVE-2017-17449, CVE-2017-17450)が公開されています。今回はこの脆弱性の概要と、各ディストリビューションの対応について簡単にまとめてみます。

こんにちは。SIOS OSSエバンジェリスト/セキュリティ担当の面 和毅です。

12/07/2017にLinux Kernelに複数の脆弱性情報(CVE-2017-17448, CVE-2017-17449, CVE-2017-17450)が公開されています。今回はこの脆弱性の概要と、各ディストリビューションの対応について簡単にまとめてみます。




Priority

Moderate

修正方法

各ディストリビューションの情報を確認してください。

CVE概要(詳細はCVEのサイトをご確認ください)

  • http://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2017-17448
    • ローカルユーザのアクセス制限回避の可能性

    • 重要度 - Moderate

    • Linux Kernel 4.14.4以前では、net/netfilter/nfnetlink_cthelper.cで、new/get/del操作に対してCAP_NET_ADMINケーパビリティが必要でなく、nfnl_cthelper_listデータ構造体が全てのnetのネームスペースにシェアされているため、ローカルユーザが意図したアクセス制限をバイパスすることができる可能性があります。

  • http://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2017-17449
    • ローカルユーザによる機密情報取得の可能性

    • 重要度 - Moderate

    • Linux Kernel 4.14.4以前では、net/netlink/af_netlink.cの__netlink_deliver_tap_skb()関数では、CONFIG_NLMONが有効な場合、単一ネットのネームスペースへのNetlinkメッセージの観測を制限していないため、ローカルユーザがCAP_NET_ADMINを利用してシステムの全てのnlmonインターフェースのNetlinkアクティビティをスニッフィングすることで、機密情報を取得できる可能性が有ります。

  • http://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2017-17450
    • ローカルユーザによるuse-after-freeの可能性

    • 重要度 - Moderate

    • Linux Kernel 4.14.4以前では、net/netlink/xt_osf.cでadd_callbackとremove_callback操作をする際にCAP_NET_ADMINケーパビリティが必要なく、xt_osf_fingersデータ構造体が全てのnetのネームスペースにシェアされているため、ローカルユーザが意図したアクセス制限をバイパスすることができる可能性があります。



対処方法

各ディストリビューションの案内に従い、アップデートを行ってください。全てのRed Hat製品でパッチが行き渡っているかを確認するには、Red Hat Satelliteを使うと管理が便利でしょう。

Red Hat Satelliteを用いた一般的なErattaの適用は、『Red Hat Satellite 6でerrataを適用してみる』を 参考にして下さい。

また、OSの再起動が発生しますので、pacemakerなどOSSのクラスタ製品LifeKeeperなどの商用のクラスタリング製品を使うとサービス断の時間を最小限にすることが出来ます。

[参考]

http://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2017-17448

http://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2017-17449

http://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2017-17450


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