現在位置: ホーム / セキュリティ ブログ / OpenSSLの脆弱性情報 ( CVE-2018-0737 : Low)

OpenSSLの脆弱性情報 ( CVE-2018-0737 : Low)

04/16/2018に、opensslに関しての脆弱性情報 ( CVE-2018-0737 )が公開されました。PriorityはLowで影響は少ないですが、念の為、この脆弱性の概要と、各ディストリビューションの対応について簡単にまとめてみます。

こんにちは。SIOS OSSエバンジェリスト/セキュリティ担当の面 和毅です。

04/16/2018に、opensslに関しての脆弱性情報 ( CVE-2018-0737 )が公開されました。PriorityはLowのため本家から新バージョンはリリースされません。影響は限定的なため小さいですが、念の為、この脆弱性の概要と、各ディストリビューションの対応について簡単にまとめてみます。




影響するバージョン

CVE-2018-0737: OpenSSL: 1.1.0-1.1.0h, 1.0.2b-1.0.2o

Priority

Low

修正方法

各ディストリビューションの情報を確認してください。

CVE概要(詳細はCVEのサイトをご確認ください)

  • CVE-2018-0737

    • キャッシュタイミングサイドチャネル攻撃の可能性

    • 重要度 - Low

    • 対象:OpenSSL 1.0.2b-1.0.2o , 1.1.0-1.1.0h

    • OpenSSL RSAキー生成アルゴリズムにはキャッシュタイミングサイドチャネル攻撃の可能性が有ります。RSA鍵生成が行われるプロセスでキャッシュタイミング攻撃を仕掛けるための充分なアクセスが出来る攻撃者は、プライベート鍵を復元することが可能です。

      この問題は重要度がLowのため、このタイミングではOpenSSL 1.1.0と1.0.2で新しいバージョンはリリースされません。この修正は将来のOpenSSL 1.1.0iと1.0.2pに含まれる予定です。


主なディストリビューションの対応方法

詳細は、各ディストリビューションの提供元にご確認ください

なお、OpenSSL 1.0.1シリーズ以前のバージョンは本家ではサポート終了となっておりますので詳しい情報は各ディストリビューションの提供元にご確認下さい。


対処方法

各ディストリビューションの案内に従い、アップデートを行ってください。全てのRed Hat製品でパッチが行き渡っているかを確認するには、Red Hat Satelliteを使うと管理が便利でしょう。

Red Hat Satelliteを用いた一般的なErattaの適用は、『Red Hat Satellite 6でerrataを適用してみる』を 参考にして下さい。

また、アプリケーションの再起動が発生しますので、pacemakerなどOSSのクラスタ製品LifeKeeperなどの商用のクラスタリング製品を使うとサービス断の時間を最小限にすることが出来ます。

[参考]

https://www.openssl.org/news/vulnerabilities.html

セキュリティ系連載案内

OSSに関するお困りごとは サイオス OSSよろず相談室まで

サイオスOSSよろず相談室 では、OSSを利用する中で発生する問題に対し、長年培ってきた技術力・サポート力をもって企業のOSS活用を強力に支援します。Red Hat Enterprise Linux のほか、CentOS をご利用されている環境でのサポートも提供いたします。

タグ:
OSSよろず相談室

サイオスOSSよろず相談室(2)

問い合わせボタン

最新の記事
GlusterFSの脆弱性(CVE-2018-1088) 2018年04月19日
MySQLの脆弱性(Oracle Critical Patch Update Advisory - Apr 2018) 2018年04月19日
Oracle Javaの脆弱性(Oracle Critical Patch Update Advisory - Apr 2018) 2018年04月18日
Linux Kernelの脆弱性 (CVE-2018-10124) 2018年04月17日
OpenSSLの脆弱性情報 ( CVE-2018-0737 : Low) 2018年04月17日
GNU Patchの脆弱性(CVE-2018-1000156) 2018年04月08日
GnuPGの脆弱性(CVE-2018-9234) 2018年04月05日
Rubyに複数の脆弱性(CVE-2018-6914, CVE-2018-8777, CVE-2018-8778, CVE-2018-8779, CVE-2018-8780) 2018年04月04日
Linux Kernelの複数の脆弱性(CVE-2018-1092, CVE-2018-1093, CVE-2018-1094, CVE-2018-1095) 2018年04月02日
Apache Struts2の脆弱性(S2-056 : CVE-2018-1327) 2018年03月28日
OpenSSLの脆弱性 ( CVE-2018-0739, CVE-2018-0733 ) 2018年03月28日
Apache HTTP Serverに複数の脆弱性(CVE-2017-15710,CVE-2017-15715,CVE-2018-1283,CVE-2018-1301,CVE-2018-1302,CVE-2018-1303,CVE-2018-1312) 2018年03月25日
rsyslog librelpの脆弱性(CVE-2018-1000140) 2018年03月25日
Linux Kernelの脆弱性(CVE-2017-18241) 2018年03月23日
Nessusの脆弱性(CVE-2018-1141) 2018年03月21日
Linux Kernelの脆弱性(CVE-2018-8822) 2018年03月21日
NetworkManagerの脆弱性(CVE-2018-1000135) 2018年03月21日
SQLiteの脆弱性情報(CVE-2018-8740) 2018年03月19日
Linux Kernelの脆弱性(CVE-2018-1068) 2018年03月19日
kubernetesに複数の脆弱性(CVE-2017-1002101, CVE-2017-1002102) 2018年03月16日
最新の記事 - もっと...