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QEMUの脆弱性(Virtio GPU : CVE-2016-7994 / USB EHCI: CVE-2016-7995 )

QEMUに複数の脆弱性(Virtio GPU : CVE-2016-7994 / USB EHCI: CVE-2016-7995 )が出ています。今回は、この脆弱性と、各ディストリビューションの対応についてまとめてみます。対応状況などは逐次更新します。

こんにちは。SIOS OSSエバンジェリスト/セキュリティ担当の面です。

10/9に、QEMUの脆弱性についての情報が出ています。KVMやXenにも関わってきますので、今回は、この脆弱性の概要と、各ディストリビューションの対応について簡単にまとめてみます。



関連するCVE

CVE-2016-7994

CVE-2016-7995

Priority

Low

修正方法

各ディストリビューションの情報を確認してください。

CVE概要(詳細はCVEのサイトをご確認ください)

    CVE-2016-7994

    • Virtio GPUをサポートしているQEMU上で、悪意のあるゲストOS管理者による、ホストOSへのメモリ使い果たしのDoS攻撃の能性

    • 重要度 - 低

    • Virtio GPUサポートでビルとされているQEMUにメモリリークの脆弱性が存在します。virtio GPUコマンド"VIRTIO_GPU_CMD_RESOURCE_CREATE_2D"を実行している際に発生します。これにより、悪意のあるゲストOSの管理者がホストOSに対してDoS攻撃を行うことが可能になります。

    CVE-2016-7995

    • 悪意のあるゲストOS管理者による、USB EHCIエミュレーションの脆弱性を突いたホストOSへのDoSの能性

    • 重要度 - 低

    • USB EHCIエミュレーションにメモリリークのフローが存在します。アイソクロナス転送記述子を処理する際に、バッファーページ選択インデックス(PG)がバッファーページアリアを超えてしまう可能性が有ります。これにより、悪意のあるゲストOSの管理者がホストOSに対してDoS攻撃を行うことが可能になります。


主なディストリビューションの対応方法

virtioや仮想化に関するパッケージのバージョンを更新する必要があります。

詳細は、各ディストリビューションの提供元にご確認ください


対処方法

各ディストリビューションの案内に従い、アップデートを行ってください。全てのRed Hat製品でパッチが行き渡っているかを確認するには、Red Hat Satelliteを使うと管理が便利でしょう。

また、ホストOSの再起動が発生しますので、pacemakerなどOSSのクラスタ製品LifeKeeperなどの商用のクラスタリング製品を使うとサービス断の時間を最小限にすることが出来ます。

[参考]

Re: [Qemu-devel] [PATCH] virtio-gpu: fix memory leak in virtio_gpu_resou

Re: [Qemu-devel] [PATCH] usb: ehci: fix memory leak in ehci_process_itd

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