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見どころ満載 SUSE OpenForum Japan 2014

ノベル株式会社は、『HA(高可用性)の再定義』をテーマにSUSE OpenForum Japan 2014を2014年12月16日に開催することを発表した。このイベントでは、11月13日に発表された5年ぶりのメジャーリリース SUSE Linux Enterprise Server 12 や、SUSEのOpenStackディストリビューションSUSE Cloud 等を用いて、ダウンタイムを限りなくゼロに近づけるSUSEの技術者たちの挑戦の成果を紹介するという。本稿では、このイベント開催の背景と見所をノベル社代表取締役社長 河合哲也氏に聞いた。

 

市場が求めた『HA(高可用性)の再定義』 

今年のSUSE OpenForum Japan 2014 では、『HA(高可用性)の再定義』をテーマに、これからのオープンソースのトレンドと我々の戦略、新製品の情報を参加者の皆様にお伝えできることを非常に楽しみにしています」と語るのが、ノベル株式会社代表取締役社長 河合哲也氏だ。




まず、 『HA(高可用性)の再定義』をテーマに選定した背景を聞いた。

「国内においても、グローバルにおいても、オープンソースソフトウェアの採用、特に、エンタープライズ分野での採用が、年々増加しています。そこでのプラットフォームには、ミッションクリティカルなアプリケーションが安定して稼働することが当たり前に求められています」と河合氏が語る。

このような市場動向から、「今、SUSEへの問い合わせ、引き合いが急速に増加しています。これは、SUSEが、現在市場が求めるミッションクリティカ環境で利用できるオープンソース製品を長年にわたり提供してきたという実績をご評価いただいているからだと考えています」と続ける。

 SUSEは、1992年ドイツで創業して以来、20年以上にわたってミッションクリティカル用途向けのハイエンドLinuxを提供している。メインフレーム用 Linux の80%以上、エンタープライズ向けERPをけん引するSAP用 Linuxの70%以上、ハイパフォーマンスコンピューティング用 Linuxの約1/2でSUSEが選ばれていることからわかるように、特にオープンソースを利用したミッションクリティカルな製品を提供する市場の世界的なリーダーである。さらにはLinuxにとどまらず、SUSEのOpenStackディストリビューションであるSUSE Cloudにおいても、ミッションクリティカル用途に向けた特長を提供し、OpenStackにおいても着実にその地位を固めて始めている。

 

「私たちは、常にお客様/パートナー様からの要望を聞き、現在のエンタープライズ環境に適した“あるべき姿”であるダウンタイム・ゼロを実現する方針を定め、コミュニティとの連携や、独自の付加価値を組み合わせて新しい製品を提供しています。その中で、今、市場が求めている製品を提供するには、『HA(高可用性)の再定義』が必要であると認識したのです。そして、今回、5年ぶりのメジャーリリースしたSUSE Linux Enterprise Server 12(SLES12)として具現化することができました」と、このイベントのテーマ選定にいたる背景を解説する。

 詳しくは、本プライベートイベントでの基調講演として、SUSE社 President & General Manager であるNils Brauckmann氏が、『ダウンタイム・ゼロへの挑戦 ~ HA(高可用性)を再定義するSUSE』と題し、HA(高可用性)の再定義の意味をSUSE全体の戦略を交えて、講演する。

セミナーの見所:SUSE技術者たちの挑戦

SUSE LOGO


本プライベートセミナーの対象者は、OSS導入に関わる情報システム部門のスタッフ、OSS関連の販売に関わるパートナーである。その中でも、河合氏は、特にエンジニアに参加してほしいという。

「今年は、特に、Chief Technologist である Peter Leesをはじめとして、SUSE技術者からダウンタイム・ゼロを実現していくにあたっての技術的なチャレンジを紹介したいからです」と河合氏。

では、具体的にセッションを紹介していこう。

SLESでは、まず、5年ぶりのメジャーリリースとなったSLES12について、Peter Lees氏から、フルシステムロールバック、ライブパッチ、ジオ・クラスタリングや、外部からの攻撃に対するセキュリティなどの強化ポイントを中心に、ダウンタイムを限りなくゼロに近づけるためのSUSEならではのユニークな機能と、その背後にある設計思想が紹介される。今までのSLESユーザーはもちろん、新しくSLESを検討しているユーザーにとっても、興味深い内容だろう。

 続いて、SUSE事業部 テクニカルセールスマネージャー 羽田勝治氏から、『SAP向けに最適化された「SLES for SAP」は一般のLinuxと何がどう違うのか?』と題して、なぜ、SAP向けLinux市場の70%以上のシェアを占めるにいたるほど、SAP社のユーザーに支持されているのか紹介する。

 「今回、SLES for SAPが、いかに他のLinuxディストリビューションとの違うのかという、その秘密を初めて開示させていただきます」(河合氏)ということだ。目を離すことできないセッションだ。

 本イベントでは、近年もっとも注目浴びているITテクノロジーの1つであるOpenStackに関する最新情報も得られることもポイントの1つだ。

 「SUSEは、OpenStack Foundationの現在8社しかいないプラチナ・メンバーとして参加、開発および普及に貢献しています。例えば、現在の議長であるアラン・クラークはSUSEの社員ですし、多数のエンジニアがOpenStackの開発プロジェクトに主要メンバーとして加わっています。これらの成果を、私たちはSUSE Cloudとして、OpenStackをベースに開発された商用ディストリビューションを提供しています。まず、SUSE社 Vice President of Global Alliances & Marketing であるMichael Millerから、さらに具体的なSUSE のOpenStackへの取組みとパートナーシップについて、紹介します」(河合氏)

 そして、SUSE事業部 エバンジェリスト 村川 了氏から、今回のテーマとなる『HAを再定義する』をキーワードにOpenStack におけるダウンタイム・ゼロへの挑戦をプレゼンテーションする。

 「SUSE Enterprise Linuxだけでなく、SUSE Cloud においても、SUSEは同じスタンスでミッションクリティカルな環境で利用できる製品を提供するという方針には変わりはありません。このような視点に立ち、OpenStackにおいて、エンタープライズのアプリケーションが稼働するプラットフォームとして、どれくらい利用できるのかということを、11月上旬にパリで開催されたOpenStack Summit 2014 Parisでの最新事情も含めて紹介します」(河合氏)

 進化が速いOpenStackにおいて、どれくらいエンタープライズ環境で利用できるかということに興味あるユーザー、パートナーも多いことだろう。最新情報を含めて、Michael Miller氏と村川氏から、ぜひキャッチアップしてほしい。

セミナーの見所: 注目のゲストスピーカー陣


SUSE OpenForum Japan 2014のもう一つの注目ポイントは、社外から招聘されたゲストスピーカーによる講演だ。

前述のようにSLESは、メインフレーム用Linuxとして80%以上のシェアを占める。そのメインフレームのNo.1ベンダーである日本IBMのエバンジェリスト 北沢 強氏が、『System z と Linuxの融合がもたらすイノベーション』と題して、クラウドやアナリティクス時代を迎えた先進事例を交えながら、System zの先進テクノロジーと今後の方向性について紹介する。

 そして、このプライベートイベントの最後の講演を飾るのが、仮想化、OpenStack分野で日本をリードするテクノロジーカンパニーである日本仮想化技術株式会社の玉置伸行氏だ。

 「玉置氏には、OpenStack Summit Paris 2014のご報告や、NTTドコモ様の大規模クラウド環境構築を視野に入れた評価・検証の報告などをいただきます」(河合氏)

 SUSEだけではなく、グローバル、日本をリードするパートナー、ソリューションプロバイダーから、最新の技術動向を聞けるまたとない機会だ、見逃さないでほしい。

クラウドに最も近い会場で開催


このように見どころの多いSUSE OpenForum Japan 2014であるが、最後に、河合氏は次のように締めくくった。

 
「本セミナーの開催場所であるアンダーズ東京 ルーフトップスタジオは、今年6月にオープンしたばかりの虎ノ門ヒルズの屋上(52階)に位置します。クラウド業界をリードする皆様方をお迎えするにあたって、あえて”クラウド(雲)”に最も近い場所を選びました。晴れた日には東京タワーを初めとする雄大な東京の眺めをテラスからお楽しみいただけます。師走のお忙しい時期かと存じますが、ぜひ、ご参加いただけましたら幸いです」

 2014年の最後を飾るにふさわしい魅力的なイベントであるSUSE OpenForum Japan 2014。ぜひ、足を運んでほしい。

SUSE OpenForum Japan 2014 開催概要

日時   :2014年12月16日(火) 13:30-17:40 (開場13:00)
会場   :アンダーズ東京 ルーフトップスタジオ (虎ノ門ヒルズ 52F屋上)
            〒105-0001 東京都港区虎ノ門1-23-4
参加費:無料(事前登録制)
定員:150名様
主催:ノベル株式会社
対象:OSS導入に関わる情報システム部門の方、OSS関連の販売に関わるパートナー様

お申し込み https://www.suse.com/ja-jp/events/suse-open-forum/2014/