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Ansible, Ansible AWX, Red Hat Ansible Engine, Red Hat Ansible Tower,・・・コミュニティ、製品それぞれ充実のAnsibleプロダクトの違いをまとめて解説

2017年9月以降、新たなオープンソースプロジェクトであるAnsible AWX Project の発表がされ、それに基づいたRed Hat Ansible Tower3.2のリリース、さらにRed Hat Ansible Engineのリリースと、Ansible関係の動向が活発です。製品やライセンス周りが分かりにくくなっていますので、各製品とライセンスの違い、位置づけを改めて整理してご紹介したいと思います。

参考記事:Ansible自体について確認したい人は、いまさら聞けない「Ansible」…押さえておきたい機能と優位性をご参考ください。

 

Ansibleのライセンスの種類と違い

前回の記事でご紹介しましたが、Ansibleのライセンスの種類は次の表の通りになっています。

Ansibleのライセンスの種類


自動化実行エンジンAnsible/Ansible Engine

Ansible はIT を自動化するためのエンジンを提供します。インフラ管理上の定型業務や手順をコードに書き起こすことで、運用管理を自動化します。ここではコミュニティが提供するパッケージを「Ansible」と記載します。

「Red Hat Ansible Engine(以下:Ansible Engine)」はレッドハットが提供するAnsible のエンジン部分をサポートするサブスクリプションです。Red Hat Ansible Tower(以下:Ansible Tower) をご利用の場合もエンジン部分のサポートが必要な場合は本製品をご購入頂く必要があります。

IT自動化フレームワークAnsible AWX / Ansible Tower

Ansible TowerおよびAnsible AWXは、企業での大規模なAnsible の利用に向けた管理ツールを提供します。この拡張機能にはGUI ベースでの管理画面の他、権限管理や証跡管理、ジョブワークフローなど企業のコンプライアンスを遵守するための機能が含まれています。

Ansible AWX は、Ansible Tower のアップストリーム(コミュニティ版)としてオープンソースとして公開された新たなプロジェクトとなり、Ansible Tower はレッドハットが提供するサブスクリプションです。

 

 自動化実行エンジンとフレームワークの違い

Ansible(Ansible Engine)の機能に管理機能を加えたものがAnsible AWX(Ansible Tower)です。

 

 自動化エンジンとフレームワークの違い

 

コミュニティ版(アップストリーム版)とRed Hat製品版の違いとメリット

 Ansible AWXの位置付け

OSであるRed Hat Enterprise Linux(RHEL)とアップストリーム版のFedoraとの関係はよく知られていると思いますが、Ansible AWXも同様にAnsible Towerのアップストリーム版として位置づけられコミュニティとして正式にレッドハットの支援を受け発足しました。

 AnsibleAWSの位置づけ

Ansible AWSコミュニティ インストール方法紹介
https://github.com/ansible/awx/blob/devel/INSTALL.md

 

レッドハットではオープンソースのコミュニティを支援することで最先端の技術を取り入れつつ、数ある機能の中からエンタープライズ向けに機能を取捨選択してビルドしたうえで、サポート、バグ修正、アップデートのサービスをサブスクリプションとして提供しています。そのため、エンタープライズの本番環境では必須の下記の特徴を備えています。一方で、導入前の検証やテスト、開発目的ではコミュニティ版の利用もおすすめです。

 

レッドハットのサブスクリプションを利用するメリット

  • エンタープライズでの安定運用に必須の検証済み機能
  • セキュリティ、バグへの迅速な対応
  • エンタープライズ用途向けのプロフェッショナルサポートの提供

 

コミュニティ版を利用するメリット

  • 最新機能がいち早く試せる
  • 製品版に近い機能も試せるので、評価用にサブスクリプションを購入する必要がない
  • 使用して見つけた問題はコミュニティにフィードバックが可能

 

参考記事: Ansible Towerのアップストリーム版OSSのAnsible AWXを使ってみる

 

最後に、レッドハット社がRed Hat Automationとしてまとめているライセンスについてご紹介したいと思います。

Red Hat Automation

ぜひ、目的に合わせて使い分けてみてください。

※サイオス 「OSSよろず相談室」では、コミュニティ版Ansibleもサポートしています。

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