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2010年から2015年までのWebサーバーの利用推移について

Webサーバーのシェアが2010年から2015年まででどのように変化しているのか、Apache HTTPD Server、IIS、Nginxを中心に、実際の数値からWebサーバーのトレンドを追ってみたいと思います。

こんにちは、OSS事業企画の村田です。

これまでWebサーバーではApache HTTPD Server が圧倒的なシェアを誇っていましたが、近年ではNginxが使われるケースが目につくようになってきました。Webサーバーのシェアについては、ブログ内でも何度か紹介をしてきましたが、過去五年間の推移や昨年との比較情報をまとめましたので本記事にてご紹介します。

Webサーバーのシェアは2010年の時点でApache HTTPD Serverが50%を超えており、それに次ぐ勢力として IIS が使われていました。このころはまだ Nginx も知名度は低く利用は一部のユーザーに限られていました。

2012年になると Nginx が IIS を追い抜きました。IIS利用の減少の背景として、このころからWebサービスのプラットフォームとしてLinuxを採用する企業が増加しているのではないでしょうか

W3Techが提供する過去五年間のアクティブなWebサーバーの調査結果を見ると傾向は見えてきます。推移を1年毎のグラフにまとめましたのでご覧ください。

2010年から2015年までのWeb Serverシェアの推移 *1

アクセス数別という別の視点から見てみても、この一年間(正確には9ヶ月)でTop100000位以上のサイトでのNginx利用率が拡大しているのがわかります。特にスマートフォンを始めとするモバイル向けコンテンツを提供するサイトでは小さなサイズのコンテンツに多数のアクセスが集中するケースが多く、CPUを効率的に使用して処理できるNginxの利用メリットが出てきます。2014年のシェアと2015年のシェアを比較しましたのでご確認ください。

w3tech提供のWeb ServerランキングのApacheとNginxの推移 *2

なぜ、アクセス数の多いWebサイトでの導入が進んでいるのは、Nginxがイベント駆動型のアプローチを取っていることがポイントになります。イベント駆動型は、起動すると共にイベントを待機し、起こったイベント(Webサーバーへのアクセスなど)に従って処理を行い、処理が終了するとまたイベントを待機します。一つ一つのクライアントの処理をループで回すため、CPUの性能に処理能力が比例する部分もあります。

Apacheが標準で使用しているプロセス駆動型では、クライアントに対して1プロセスを割り当てる形になるため、同時に大量のアクセスがあった場合に処理が追い付かない場合やメモリが大量に消費されてしまうなどの問題が出てしまうケースもあります。

Apacheに対する大量アクセスを緩和するために、フロントに Nginx を配置し、Apache (Tomcat)と組み合わせて利用することもできますので、Webサーバーのアクセス増加によるパフォーマンスにお困りの際には、Nginx は解決策の一つになるのではないでしょうか。

日本HP様で3月18日に開催される HP Moonshot セミナーにて、Webサーバーにおける変化と Nginx のご紹介、スケールアウト型Webサーバーのアプローチについてご紹介する予定です。宜しければこちらもご参加いただければ幸いです。

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*1 出展:Netcraft Ltd.,
*2 出展:W3Techs.com